2019年1月4日、ラブライブ！サンシャイン‼︎ The School Idol Movie Over the Rainbowを観てきました。
早いとこ感情を吐き出さないと身体と心が持ちそうにないのと、この感動に蓋をして、物語を神格化するのを防ぐためにここに記します。
※ここから先は重大なネタバレを含みます。観ていない方はブラウザバックをお薦めします。ご容赦くださいませ。
まず、今作は『残された者たちに残ったもの』や『リスタートの可能性』などを話のテーマに扱っていているように感じました。あと黒澤ルビィちゃん。
3年生が卒業し、新たなスタートを切るべく歩み始めた新生Aqours。
『3年生が居なくなる』ことや、『新しい学校に移る』ということが、改めて0からのスタートになる。
彼女たちはもちろん、僕もそう感じていました。
でも、実はそうではなかった。
イタリアへゆき、ライブをし、Saint Snowの境遇を知り、ライブをし、そこか今までに自分たちが得たものを使って現状を打破してゆく。そこでようやく【自分たちが積み上げてきたものの大きさ】を改めて認識します。
1からその先へ！
ラストシーンで千歌ちゃんは高らかに叫んでいましたね。今回ばかりは『0から1へ！』とは叫んでいませんでした。
今まで駆け抜けてきた1年間は"0"になるのではなく、"1"として残り、そこから再び物語が始まってゆく。
自らが積み上げてきた"1"に、新生Aqoursの6人は確かに自信と確信を持ったことでしょう。それは3年生の3人も同じです。
残った"1"は、たとえ"1"であっても、限りなく大きく、限りなく深い。
誰しもが持つその"1"を大切にして欲しい。心に残して欲しい。ということを伝えたい作品なのだなと感じました。
あと黒澤ルビィちゃん。
【0から1】と
【1からその先】
を描いたのがテレビアニメ ラブライブ！サンシャイン‼︎ であるとしたら
【0と1の判断】と
【1から先への進み方】を描いたのが劇場版ラブライブ！サンシャイン‼︎なのでしょうね。あと黒澤ルビィちゃん。
そして【ラブライブ！The School Idol Movie】では穂乃果ちゃんが『ラブライブ！はこれから先もずっと続いてゆく！』という言葉を残していましたが、そのアンサーがこの映画にはあったように感じます。それはラブライブ!に魅了された者達(Aqoursだけでなく、Saint Snow)がしっかりと彼女たちの輝きを受け取り、自らの手できっちり『夢が叶えた』というのが描かれ、それが視聴者である僕にまで届いたからです。
また三津浜に訪れた女子中学生と思わしき2人が『Aqoursのように輝きたい』『スクールアイドルをはじめてみたい』とエンドロール後のラストシーンで語り合っていたシーンは、涙なしには見れませんでした。
もう誰も名を刻む人(浦の星の生徒やAqoursメンバー、親族など）のいないはず砂浜に【Aqours】の文字を刻み、彼女たちの輝きについて語る。
心にAqoursの存在が刻まれている
と同時に、
これからもラブライブ！は続いてゆく
ということを裏付けてくれているように感じたからです。(終演後しばらく立てなかったくらいにボロボロに泣かされちゃいましたね。)
僕らも同じじゃないですか。
同じように沼津を訪れ、同じように砂浜に名を刻み、同じように輝いてみたいと願う。
Aqoursが駆け抜けた2017年の12月30日以降の彼女たちを、僕たちは知る機会がありません。
しかしその間『俺も学校頑張ろう』とか『仕事頑張ろう』とか、彼女たちから受け取ったものを、どうにかして自分の生活に還元しようと感じ、何かしら行動に移していたはずです。みんな。絶対に。でしょ？
だよね。
これからなにかを頑張ろうとしているのが【0から1】のステップだとしたら
僕たちが今頑張っている学校や仕事、頑張りたいことが【1】なのだと。
それをAqoursは、力強く応援してくれているのだと。
僕たちもその先へ行くから、あなたもその先へ行こうよ、と。
再び背中を強く押されたような感覚がしたのです。
世界に絶対負けねえ。生きてやる。生き抜いてやる。と、改めて強く思いました。その気持ちを絶やさぬよう。僕も改めて進みてえな…と、そう強く感じた次第であります。
名作、傑作、すげえ作でした。
2回目見てきます。
黒澤ルビィちゃんに会いに。
ラブライブ！サンシャイン‼︎ 制作のみなさん、キャストのみなさん。ありがとうと伝えても伝えきれないほどの作品への愛を、本当にありがとうございました！
※記事は随時更新してゆきます。
2018.01.04 14:30
ぶれぶれのジョニー。
(((((( c(･ω･()･ω･)っ)))))
【ぶれメモ】
物語は、残された1,2年生が『これからのAqoursの活動をどうしてゆくか？』という導入から始まります。
Aqoursを続けるという選択をした新生Aqoursは、練習場所を求め新しい学校へ。
しかし、辿り着いた場所は廃校舎。
受け入れ先の新しい学校は部活動が盛んで、『新しい生徒』が加わることで、部活動の"質"が落ちてしまうことを危惧して、『分校』という処置を取ったのです。
現状を打破すべく、曜ちゃんが頼ったのは『月』ちゃんというボーイッシュな女の子。
彼女は統合先の学校に通う、曜ちゃんのいとこでした。
月ちゃんの計らいで、新しい学校で部活動紹介をすることになった新生Aqours、しかしライブはうまく言ったとは言えず、またそこで3年生3人の存在の大きさを改めて認識します。
