ハイパーシコシコ自分語りうどん部

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SSSS.GRIDMANを観た。

 

修論を副査の先生に提出して査読してもらうまでの間、気になっていたアニメをちょいちょい観てこうと思ってAmazon prime videoでSSSS.GRIDMANを見始めた。

 

画面の向こうで動く六花ちゃんのふとももを観たかったから。

 

アニメを一気観するタイプではないのだが、気づいた時には2日で全話観終わってた。動機が不純でもなんでもいい。とにかく面白かった。面白いっつーか考える余地があったのが面白いと思った。

 

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-SSSS.GRIDMAN公式より

 

円谷プロといえばやはり『ウルトラマン』シリーズのイメージが強い。僕自身ロボットアニメを観るのは高2のとき観た『天元突破グレンラガン』以来だったが、やはりこういう作品は一瞬で童心に帰るなぁと感じた。GRIDMANが躍動する様を観て拳を握り、変身合体する姿を観て心湧きたち、敵を倒すと同時に咆哮した。最高のタイミングで流れるOxTの『UNION』が鮮やかに戦闘シーンを彩ってたまらなかった。ワクワクした。ワクワクする。とはこういうことを言うのだろう。と言葉の意味を知った。

 

GRIDMANは戦闘シーンだけはなく人間ドラマが面白かった。や、むしろ深い興味があったのはこっちの方かもしれない。1回観ただけじゃわからない。だけど頭を整理したいと思ってこの記事を書き始めた。とりあえず頭を整理するために事実と疑問、考察を以下に示そうと思う。盛大なネタバレを含むからこれから観ようと思ってる人は堪忍な。ほんじゃいくぞ。

 

 

 

〜事実〜

・新条アカネはこの世界(裕太たちが住む世界)を創り上げた神さま

・彼女は自分に都合のいい世界を創り、そして同時に都合の悪い存在は排除した。

・排除の方法には彼女が好きな怪獣を使用。怪獣に街を壊させ、次の日には修復。そこで死んだ人間は『なかったこと』にする。

・選択的に人を殺すために必要なのは『破壊』と『修復』。『破壊』でアカネにとって都合の悪い人間を殺し、『修復』でいつもの日々を取り戻す。選択的に人を殺すために必要なのがこの一連の流れ。

・アレクシスの出現によりGRIDMANが登場。GRIDMANはエネルギー思念体。

・GRIDMANがこの世に存在するためにはリアルの人間が必要、主人公である響裕太と融合することで現実に身を宿す(後に明らかになるが1話『覚・醒』〜12話『覚醒』の間、裕太の中にいるのはGRIDMAN)。

・裕太は1話以前の記憶が無い。

・裕太の使命は『自分のやるべきことをやる』こと

・アカネによれば立花は『自分を嫌いになれない存在に設定された人間』つまり『創造』された人間。

 

 

〜疑問〜

・もともと新条アカネは創るだけで自分に都合の悪い存在は排除できなかった?しかしアレクシスの出現により神の力が与えられ、そこで彼女は自らの『破壊』と『創造』を繰り返す。

・響裕太、宝多六花、内海将はアカネの失敗作?アカネが手に負えなくなった修復の合間にGRIDMANがやってきたために『自我』を持ち、『記憶』を持ち、『人』となってしまった存在?

・アンチ君と謎の少女も同様に失敗作??そんで同じ境遇?『心』を持った怪獣?

・謎の少女は過去にGRIDMANに救われた存在?(『我が一族の家訓と同じだ♪』と言っていたことから)

・GRIDMANの使命は世界の修復?

・問川って誰…

 

 

う〜ん、もうこれ以上わからん…

とりあえずもう1周は観てみようと思う。それだけこのアニメには考える余地がある。それが面白い。今またはじめから観たら見える世界が違うかもしれないしね。こういうテーマを紐解いてく作品好き。

 

六花はアカネにとって救いだったのだろう。全てが敵に回っても自分を見つけてくれる存在。アカネはそう願って立花を創り上げたのではないだろうか。しかし立花はGRIDMANや裕太に触れ、心を持ってしまったが故に思い通りにいかなくなった。はじめはそれを面白がっていたアカネだが、次第に事がうまくいかなくなるにつれ自分の本当の気持ちに気づいていったのではないか。自分は友達が欲しかったのだ。自分が創り上げた設定とは無縁の『友達』が欲しかったのだ、と。そんな悲痛な叫びが聞こえる9話がとても印象的だった。

 

また、アカネにとってこの世界はジオラマみたいなものなのだろう。彼女が彼女のためにが創り上げた、自分のシナリオ通りに話が進む世界。アカネはそれを外から覗く神さま。作中では執拗に入る風景のカットでそれが表現されていたように思う。夏の青。橋。線路。踏切。電車。雨。鉄塔。墓。何もない無機物が何か意味を持っているようにも見えた。我々が彼女たちの世界を覗くように、彼女も自分の世界を覗いていたのかもしれない。ヒーローが毎回怪獣を倒すように当然な世界は面白くない。もっとイレギュラーが欲しい。彼女の真相にはそんな想いがあったのではなかろうか。だから彼女の時間は『破壊』と『修復』の間で止まっていた。あの夏からずっと。GRIDMANが現れるまで。

 

途中から立花ちゃんの太もももアカネちゃんの◯っぱいもどうでもよくなっていた。それほどにのめり込んでしまった。そしてこう思った。もっと彼女たちの世界を見てみたい、と。響裕太という人間の人物像が見えない。だから次は裕太について考えてみたい。彼女たちののいる世界が見たい。立花ちゃんの太ももとアカネちゃんの◯っぱいもいっぱいみたい。だから観る。

 

僕はこの世に自分が存在する意味を知らない。考えたこともない。だが、神さまの存在を認識した彼らがきっと、それを教えてくれたんだと思う。自分の生きる意味は何か、やるべきこと、できることは何かってのを考えろって。

 

 

とりあえず明日のバイト中はずっとSSSS.GRIDMANのこと考えてると思う。

 

 

2019.01.27

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))