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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第3話 感想

 

”好き”を伝えるって、それだけでとても尊いことだと思うんです。

 

恋愛の好きでも趣味の好きでも、好きを拒絶された途端に心が揺らいでしまう。

あれだけ大好きだったのに、素直に「大好きだ」と言えなくなってしまう。

 

自分じゃない誰かの気持ちに、自分の”好き”を曲げられてしまう。

 

そんな経験はありませんか。

 

 

それならば

その好きを拒絶されるくらいなら

好きを伝えることで、後ろ指を指されるくらいなら

心の内にしまってしまえばいい。

自分の中だけで、自分の”好き”を大切にすればいい。

 

きっと、こう考えると思うのです。

 

 

 

 

だったら!ラブライブなんて出なくていい!!!

 

好きをしまい込んでしまった少女にぶつけられた、好きを叫びたかった少女からの言葉。

そのあまりにも無責任で、あまりにも優しい”ワガママ”が、どれだけ彼女の心を救ったことでしょう。

 

私は、せつ菜ちゃんが幸せになれないのが嫌なだけ。

 

自分のワガママによって、相手の好きを否定してしまった。

 

それでも、”好き”を否定された少女は、そんな相反する”好き”も必要だと言った。

”ワガママ”を聞いたは、彼女がいないとだめだと言った。

 

せつ菜ちゃんの歌が聴ければ、十分なんだ。

 

机の上にびっしりと並んだ参考書も。

その努力を讃えるように並んだ賞状も。

お母さんから寄せられる期待も、曇りのない笑顔で返す表情も。

草まみれになりながらも虫取り網を振り回す”愚直さ”も。

屁理屈を通してでも"好き"を守り抜く"狡猾さ"も。

 

服装も、

言葉遣いも、

全部が全部 ”期待以上”なのに。

 

 

どうして、こんなわたしに…

 

 

 

好きだから。

 

 

大好きだから。

 

 

言ったでしょ?

大好きだって!

 

 

好きに理由はいらないし、資格もいらない。

好きを貫くために完璧である必要もないし、取り繕う必要もない。

 

彼女の"ワガママ"を聞く必要もない。

自分の"ワガママ"を貫く必要もない。

 

 

"大好き"という気持ちは、そんな"理屈"を軽々と飛び越えてしまうから。

 

これは、"はじまり"の歌です!

 

 

そんなしがらみから解放されたような彼女の”叫び”には、なぜだか救われたような気がしたのです。

 

 

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2020.10.22

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))