ハイパーシコシコ自分語りうどん部

†お会計時に渡されるクーポン券は食器返却のときそのまま捨てがち†

『おっさんずラブ』は"人"と向き合う物語だ。

 

おっさんずラブ

 

 

 

 

 

チョ〜〜〜〜〜〜〜おもしろかったです。

 

 

Amazon primeで全話(7話)配信されていたのでイッキに観ちゃいました。次の日には劇場版を観に劇場へ。最高。もう最高。おっさんずラブ最高。

 

はやいとこ書き出さないと脳がおっさんに侵食されるので吐き出しとこうと思います。

 

「人が好き」

「誰かと真剣に向き合いたい」

「大切な人がいる」

「大事な仲間がいる」

 

という人に是非みて欲しいなと思います。今、僕は僕の周りの人と真剣に向き合いたくてしょうがないです。そう思える作品て、なかなかないんじゃないかな。それくらいよかった。

 

 

は〜るたんっ♪

 

 

主人公の春田創一(田中圭)は天空不動産に勤めるモテない33歳。だらしない性格で、優柔不断。家事も仕事もてんでダメ。だけどすっごいお人好しで、街を歩けばみんなに声をかけられるようなイイ奴、とても真っ直ぐな奴です。
だからこそ部長の好意も部下の好意も受け止めてしまいたくなる。ノンケだし、ほんとはロリで巨乳が大好きなのに。相手を異性として同性としてだけではなく、人として向き合うことができる。黒澤部長(吉田鋼太郎)からの求愛に対して、「人として、部下としての関係を築いてゆきたい」と叫ぶことができる。付き合ってる人がいても目の前で泣いてる人を放って置けなくなる。

春田創一は、"相手"とまっすぐに向き合える奴です。

 

 

黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は春田の上司。仕事もできるし部下の育てかたも上手。まさに理想の上司です。人生経験もも豊富。だからこそ春田への求愛が際立つ。まるで乙女なその姿に、最初はエッジが効きすぎて笑いまくってたけど、チャペルで春田を送り出したときの黒澤は男の中の男だった。押すとき押して引くとき引く大人の対応は上司である黒澤にしかできない。黒澤武蔵は誰よりも相手の想いを汲み取ってあげられる奴です。

 

 

後輩の牧凌太(林遣都)は仕事もできて料理上手。女子力高めでなんでもできちゃうドS。だけどちょっと細かい性格で嫉妬深い子。誰よりも相手のことを思える性格で、自分の感情を抑え込んじゃう奴です。「自分が男を好きな人間だ」という自覚や、このまま同棲を続けることで、春田の将来を奪ってしまうのではないかという配慮も、彼は心の内に抑え込んでしまいます。相手の幸せが自分の幸せ。そう思ってしまう彼はとても人間らしく、誰よりも相手のことを想えるような奴です。

 

荒井ちず(内田理央)は春田の幼馴染で家事も仕事もできる執事との結婚を夢見るアラサー女子。サバサバした性格の持ち主で、春田のよき相談役です。春田の恋を応援する中で本当の自分の気持ちに気付き告白しますが、その頃には春田と牧は既に恋人同士でした。物語で唯一春田との「恋愛」に絡む女性キャラで、男性視聴者に「本当に大切な相手とは?」という疑問を投げかけてくれるのは彼女の存在が大きいです。もし自分が男性とお付き合いしている状態で、目の前で幼馴染が泣いていたら、抱きしめてあげられるでしょうか?男としての正解と、人としての正解は違うんですね。

荒井ちずは、男性陣にそんな問いかけを投げてくれる奴です。

 

 

おっさんずラブ」は、男性どおしの恋愛というテーマを通して、人と向き合うことの難しさや大切さを教えてくれます。どのキャラクターも、相手の立場や状況を考えて行動できる奴です。同性だからどう、異性だからこうって話ではありません。それがあるからこそいろいろと問題がてしまうんですけれども、春田を通して、人との向き合いかたを改めて確認させてくれます。

 

ゲラゲラ笑いながら観てたのに、気づくと泣いてるのはなんなんでしょう。とてもおもしろい作品だなぁと思いました。

 

 

 

2019.08.28

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))