問題です!
私はどこにいるでしょーか!!!
5!
4!
3!
2!
1!
正解は、こっこでーす!
ここ、ここ!!!
ビバ・カーニヴァル!!!!!
イタリアはヴェネツィアへと来ていまーす!!!!!
はい。
というわけでね。
どうもこんにちは、ぶれぶれのジョニーです。
(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))
僕は今、大学の卒業旅行で同期2人とイタリアに来ています。僕たちが今いるのは、水の都、ヴェネツィア。中世イタリアを代表する海洋王国として栄えた、アドリア海に浮かぶ街です。
ヴェネツィアと言えば、劇場版ラブライブ!サンシャイン‼︎ The School Idol Movie Over the Rainbow に登場した舞台。加えて、天野こずえ氏作の『ARIA』の舞台である『ネオ・ヴェネツィア』のもととなっている地でもあります。
勘の良い方はもうお気づきかもしれませんが、お察しの通りこれは【聖地巡礼旅】でもあります。というか【聖地巡礼旅】ですこれ。自分が好きな作品を通して街の歴史を学ぶことができる。なんと素晴らしいことでしょう。ヴェネツィアはどこを切り取っても良すぎ(語彙)、毎回感動の嵐です。ひとつひとつの瞬間が綺麗なガラス玉のようになって、僕の心の小瓶が満たされていくようです(恥ずかしいセリフ禁止!)
さて、今回は、そんな聖地巡礼旅の模様を少しだけお伝えしてゆこうかなと思います。あまり海外旅行しない勢なので、気をつけた方が良いことや学んだことも併せて書いていきます。今後、聖地巡礼旅をされる誰かの一助となれれば嬉しいですね。
「(知らんがな)」って思うことがあっても『めっちゃええやん』って言って笑ってやってください。えへへ。
DAY1 (3/2)
22時に成田空港を出発し、中継地であるカタールに向かいます。約12時間のフライトです。現地に到着したのは朝の5時でした。時空が歪んどる…。
機内では、ポケットモンスターソウルシルバーをやり込んだり、イタリアの観光案内誌を読んだりしてました。ヒマはしないんですけど12時間も同じ体勢だったからお尻が2つに割れそうでしたね。
DAY2(3/3)
5時にカタールに到着後、8時の飛行機で一路ヴェネツィアへと向かいます。約6時間のフライトで、現地到着時間は12時30分くらいでした。時空が歪んどる。機内ではワインをガバガバ飲んでましたが、高度30,000フィートを超えるとアルコールもカロリーも0になるので問題なしです。
入国審査はガバガバで、特に何も聞かれませんでした。イタリアのイケメンお兄さんに審査されましたが心なしか彼は女性には微笑んでた気がします。うーん、金髪美女になりたい。
空港から宿までバスで移動します。ヴェネツィアはちょうど江ノ島みたいなもんで、半島になってるんですね。その根元に2つ駅があります。14時頃、根元の方にある宿にチェックインします。
時差ボケで眠気MAXでしたが、ヴェネツィアに行って昼食を摂ろうということになりました。根元の駅からヴェネツィアまではおよそ10分程度の距離です。電車で大人1.35€、1€≒130円なので200円弱ですね。
ヴェネツィアのサンタ・ルチア駅に降り立った瞬間、潮風が鼻を通り抜けてゆきました。うーん気持ちい。超気持ちいい。気候も温暖で、この日は15℃くらいありました。
駅降りてすぐの景色。目の前を大運河(カナル・グランデ)が流れ、沢山のゴンドラとヴァポレット(水上タクシー)が行き交います。
泣きました。
やばい…すごい……しか言えなくなってましたね。そしてこの日はカーニヴァルの真っ最中。街は仮面を付けた沢山の人達で溢れていました。
一緒に写真を撮ってもらった奥様方たち。うーん、貴族。
テキトーな店でサンドイッチを買い(めっちゃうまい)、お腹を満たした後、この日は『世界一有名な公衆電話』まで行こうということに決めました。
ヴェネツィアの街並みはとても色鮮やかで、ところどころに橋があって、とってもいい雰囲気です。(ここまでずっと泣きそう)
うーん、いい。
良すぎ。
あー。
迷った。
迷いました。笑
だいたいどちらに進むかはわかってたんですけど、細い路地は行き止まりが多く、さらには進みたい方向に道がないこともあり、完全に迷ってしまいました。
あれ?道わかんないね。あっち行く?こっち行く?とか言ってましたね。完全に逃走迷走メビウスループ状態でした。
これはほんとに不思議なことなんですけど、進むべき方向はわからないんですけど『まぁいっか』って思えたんです。街並みは素敵だし、どこ歩いても楽しいし、カーニヴァル中だからすれ違う人たちとも軽く挨拶したりして、正直着かなくてもいいかなくらいになっちゃったんですよね。なんでか。
3年生も、これまで自分の進みたい方向に道がなかったり、行き止まったりいろいろあったじゃないですか。それでも、『まぁいいか』『それも、悪くない』みたいな気持ちでここを歩けていたのなら、それはそれでなんだか嬉しいなぁ。なんて思いながら歩いてましたね。
僕らの走ってきた道は・・・
カーニヴァル中は、こんな紙をばら撒きながら歩くそうです。素敵。
そんなこんなしてるうちに…
あっ、ここは!
バッ!(左を向く音)
あったああああああああああ世界一有名な公衆電話だあああああああああ!!!!!!!
迷った分感動もひとしおでしたね。
写真を撮っていると、周りの観光客に不思議な顔をされていました。
でもここでくじけてたらスペイン広場でHop? Stop? Nonstop!が踊れないので、気持ちを強く持つのですよ。
帰りに、レストランでイカスミパスタとワインをいただいてこの日は終わりました。
うまい。
DAY3(3/4)
花丸ちゃんお誕生日おめでとう!
と、言うことでヴェネツィアで朝を迎えました。この日の天気は霧。気温は7℃で昨日の天気が嘘のように肌寒かったです。
ですが街並みはそのまま。霧の中に映える街並みや、静かに進むゴンドラなど、どこか少しだけ幻想的な雰囲気を醸していました。
この日の目的は主に聖地巡礼です。Aqoursが訪れた場所を中心に、観光名所を巡りながら進みます。当面の目標はサン・マルコ広場。駅からは歩いて30分〜45分程度の位置にあります。
カナル・グランデ(大運河)を下って移動しても良かったのですが、せっかくなので歩いて街を散策することにしました。
ヴェネツィアは江ノ島なので、左上のサンタ・ルチア駅から右下のサン・マルコ広場を通って、ぐるっと1周するのに3時間程度しかかかりません。そこまで広くないので散策にはもってこいです。
カフェやバーもわんさかあるので、疲れたとしても休むのには困りません。
ちょいちょいある橋に興奮したり、教会の荘厳さに圧倒されたり、おみやげ屋さんを巡ったりしながら歩を進めました。
そして、駅から歩いて30分、サン・マルコ広場に近づいてきた頃にようやく見つけたのです。
リアルト橋(原作5巻扉絵)
サン・マルコ広場(原作12巻表紙)
ARIAの聖地だあああああああああああいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!
もう、めっちゃ嬉しかったです。
自分が好きな作品のキャラクターたちが、その場で何を感じ、何を思ったのか、身をもって感じられるというところが聖地巡礼の醍醐味ですよね。
また、それぞれの聖地の距離感や歩いた距離、名所の大きさや美しさも感じられるのが嬉しいところです。
その地の歴史や文化ももちろんですが、その足がかりとなるような作品に出会えたことが、自分の世界を広げる鍵になっているのだな、と写真を撮られながら強く感じていました。
時間があるとき、もっとヴェネツィアのことを調べようと思いましたね。
さて、この日もカーニヴァルということで、サン・マルコ広場は沢山の人でごった返していました。せっかくだし仮面買おうや。ってことになり、5€で購入。まるで幼き日に祭りの縁日で買ってもらったお面のように、仮面を付けるとテンションが爆上がりしました。
変態仮面がコンタリーニ・デル・ヴォーヴォロを攻めます。めちゃめちゃ体力持ってかれました。
コンタリーニ・デル・ヴォーヴォロは、『え???こんな路地裏にそんなんあんの???????』って感じのとこにありました。
案内標識。
迷路のようで迷いやすいヴェネツィアですが、よくよく見ると案内標識みたいなのが交差点おきに配置されているので、名所の名前を覚えとけば、意外と楽に辿り着くことができます。
さて、いよいよヴォーヴォロアタックをかましたのですが、この頃には晴れ間ものぞき、気持ちいい風が吹き抜けていました。
めちゃめちゃ高えよ…渡辺……
そういえば、ここに来るまでの途中に、ARIAコスした日本人観光客とすれ違ったんですけど、僕が『あっ!ARIAの制服だ!』って言ったら、彼女たちは『ラブライブ!ですか?』って訊いてきて、話噛み合ってねぇな〜〜〜んぁ〜〜〜(*´꒳`*)とか思いながら心は通じ合ったんですよね。余談終わり。
ヴェネツィア、日本人観光客多いんですよ。それに伴って日本語を話せるレストランテの店員さんとか、日本語のメニューとかもあったりして結構快適に旅行ができるんすよね。僕もイタリア語はボンジョルノとBuono!とグラッツェぐらいしか言いませんけど、だいたい爽やかに返事を返してくれるんす。それがすごく嬉しくて、やっぱきっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思うな〜とか感じていました。
その後、ひとつの夢であったゴンドラにも乗りました。30分80€と、ちょいとお高めなんですけど満足度が違いました。オタクで良かったです。2時間のライブが5分に感じられるように、30分のゴンドラが1分に感じられましたね(?)
ゴンドラの運転手さん。ゴンドリエーレって言います。運転には資格が必要で、4カ国語でヴェネツィアの歴史を話せられなければならない職業のようです。船着場ではタバコをふかしてるくらいイカしたおじさまなんだけど、話すと陽気で楽しい方でした。僕が『ゴンドラに乗るのが夢だった』ことを伝えると、めちゃめちゃ嬉しそうに『良かったね』って言ってくれて、また泣きそうになりました。
ゴンドラの感動をそのままにサン・マルコ広場で降ろされ、青空とカモメと広場の美しさに想いを馳せながら、この日はカーニヴァルを少し眺めて帰りました。この日の晩御飯は、ヴェネツィアのお洒落なcoopで買ったハウスワインとハムでした。ありえんうまかったです。
旅はまだまだ続きます。
ぶれぶれのジョニー
(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))
2019.03.05-06
このページではARIAの背景を比較研究目的により引用しています。作品の著作権は©天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニーにすべて帰属します。