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等身大、だから好き【ラブライブ!スーパースター‼︎ 第5話 感想】

 

5話の「パッションアイランド」がなんだかすごく好きな話だった。物語として特段大きなイベントはないんだけど(嘘だろ?)、要所要所に好きポイントが散りばめられていて、それが魅力として光り輝いてるように感じた。今はまだ小さな星屑だけど、集めれば星空になるし結べば星座になる。そんな感じ(?)

 

このお話に惹かれたのは「等身大」だったからかなと思う。前回までギスってたクゥちさのいがみあいがここまで続いていることとか、サニパに出会ったときのクゥクゥちゃんの反応とか『この人とこの人が絡んだらこうなるだろうね』ってのが無理なく丁寧に描かれていて、観ていてとても心地がよかった。生き生きと生きてる感じがした。

 

物語上の"役割"についてもやはり無理なく無理してるなって感じがしてとても好(ハオ)だった。

「地元を盛り上げたい」という理由で"精鋭"を集めようとしてるサニパ。"スクールアイドルではない者"としてサニパに意見を求めに行く千砂都ちゃん。"作詞作曲担当"としてヨガ(?)に勤しむかのんちゃん。それぞれがそれぞれの"役割"のもとに行動を起こしていているんだけど、そこに誰かの意図が加わって物語が始まる予感がしたのよね。や、多分始まるんだけどね(次回タイトルを見た顔つき)。

 

そして気になるのはやはり嵐千砂都ちゃんの行方。彼女もまた彼女なりの葛藤を見せてくれてとても好きになってしまったよおれはもうだめだ。"スクールアイドルではない自分"が握った「Liella!の行方」という手綱の中に『自分の方針を決めたい』というひとかけらの願いを隠し持つのはずるなんよ。「音楽科だから」「ダンスを頑張ってるから」という線引きをされ、それでも"あの日の誓い"を胸に自分の道を突き進もうとする彼女の意思に思わず胸を押さえてしまったよ。なんて健気な子なんだよ。ねぇ。あの日のすごく大切なものを貰ったんだよね。そして自分のやれることをしっかりやって今の君が居るんだよね…。その源流にはかのんちゃんが居るんだもんね……おぼぼぼぼぼぼぼぼ(感情の波に溺れる)

 

急にメタってしまうけれどああいうワンカットを挟んでくれるのはとてもありがたい。ちぃちゃんがダンスを頑張る理由はかのんちゃんだってのがあれだけで分かるし、これまでの行動すべてにちゃんとスジが通る。端的に言えば、物語に説得力が生まれる。つまりグソクムシにもちゃんと意味があるということだね。そう思えるのはずっと先かも知れないけど(名言雑に使うなリンピック優勝)

 

ラブライブ!スーパースター‼︎は「パッション一筋!」って感じじゃなく意外と理性的なんだなぁと今回のお話をみていて思った。船上のすみかのの話とか、海辺のかのクゥの会話とか、「星に願う前に語り合ってみようよ」という歌詞が指すように、彼女たちはこれまでずっと建設的な選択をし続けているのかもしれない。そしてこれからもそうなのかもしれないね。それが悪いってことじゃなく「自分にできることを探す」「その為にやるべきことを考える」という『等身大の少女たちの物語』として描かれていることがなんだか嬉しい、ってことなんす。スクールアイドルはどんな女の子も輝ける場所だから。

 

 

 

というわけで来週も楽しみです。

 

 

 

 

ぶれジョニ

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))

2021.08.22