ハイパーシコシコ自分語りうどん部

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鬼滅の刃179話

 

 

無理ですごめんなさい。マジで無理。

 

「死」がまるで救いのように描かれて居るのが本当に無理。救いじゃねえよな。なのに彼らの願いは叶ってるのが無理。ほんとうに駄目。無理です。勘弁してください吾峠先生。こんなに作品のテーマである「人の想いは不滅」というテーマは全力でまっすぐ走り抜けてるのはなんなのですか。こんなまっすぐで歪んだお話ないよ。やだよ。死んでほしくないよ。死んでほしくないのに彼らは自分たちだけの答えを見つけてるのなんなんだよ。それをみた僕の悲しさが少し薄れてしまってるのなんなんだよ。よかったなぁとか思っちゃってるのなんなんだよ。ふざけんなよ。ストーリーとしてめちゃいい話だなぁとか思ってるのなんなんだよ。ふざけんなよ。もっと彼らの気持ちに真剣になれよ。なんで神様気取りなんだよお前は。ざけんなよ。

 

上弦の伍との戦いで心の霧が晴れた時透君が見出した「生きる意味」の答えは「幸せになること」。「僕は幸せだったよ」と、死後の世界で兄の有一郎に伝えます。もう無理。すでに無理。

幸せなわけないじゃん。死んでるんだよ?11歳で最愛の兄を亡くし14歳で死んでるんだよ?幸せなわけないじゃん。僕はそう思います。でも時透くんは幸せだと胸を張る。たぶんきっとそれは心の霧が晴れたから。母と父の命を奪われ、血を分かった兄の命を奪われ、記憶も生きる意味も全て失った彼の霧が晴れたから。誰かの為に力を使うことの尊さを知ったから。

僕は無一郎の死が幸せなものだとは思いません。でも自分自身を見つけられてよかったなあと思います。鬼になっても自分を見出せなかった上弦の壱とは違い、自分を見出せたから。よかったなぁって思います。そしてそんなことを思う自分に吐き気がします。無理です。

 

鬼になると骨も残りません。その人が生きた姿形も全て。それが鬼舞辻の呪いだから。自分以外の鬼を増やしたくもなかった彼が他の鬼にかけた呪いだから。ではなぜ玄弥は鬼になったか。決まっています。兄に謝る為です。自分の命を守ってくれた兄に対して罵倒したことを死ぬほど悔やんでいたのでしょう。 柱になると鬼殺隊の中でも限られた人間しか会うことができません。家族なのに。血を分かつ家族なのに。でも玄弥は鬼になることを選んだ。たとえそれが修羅の道だとわかっていても兄に謝る為に、家族を守る為に鬼になることを選んだ。玄弥の身体は鬼のようにボロボロと崩れ始めます。そして伝えるごめんなさいとありがとう。ああもう本当に無理。心は人のままに彼は自分の願いを叶える。兄を守る。自分が兄に救われたように自分も兄を守る。たとえどんなに貶されようが兄を守る。それが彼の願いだから。死の間際に願いを叶えるのやめてください吾峠先生。実弥。

 

自分が生きた証ってものじゃない。人の想いなんだろな。とか思いながら僕は何者になれるんだろうと考えます。グズグズになりながらでもこんなブログ書かずにいられない自分が許せないです。気持ちが悪いです。無理です。ストーリーとは最高。好きなキャラが死んでしまって気分は最悪。感情と思考がチグハグ。気分は最悪です。誰かの心になにかを残せる人になりたい。いまはこの感情だけがはっきり残っています。

 

2019.10.23

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))