先日、先輩と2人きりで飲んでいるときに、僕は泣いてしまった。
先輩は僕の"指導者"として、この2ヶ月僕 面倒を見てくれた。来る日も来る日も、僕の途方も無い仕事のことを考えてくれて、教えてくれた。僕から提案出来ることなんてほとんどなくて、それでも「大丈夫や」って言って、最後まで面倒を見てくれた。
だから、最後のプレゼンがうまくいかなかったことが悔しかった。
発表自体は満足のいくものだった。緊張してちょっとだけ早口になっちゃったけれど、自分としてはちゃんと伝えることを伝えられたと感じた。
しかし、それは自己満でしかなかった。
矢継ぎ早に飛んでくる質問に、的を得ていない回答ばかりしてしまった。あれだけ時間があったのに、なんでしっかり対策していなかったんだと過去の自分を悔いた。
発表後の講評も懇親会の席でも、まともに上司の顔を見れなかった。挨拶もまともにできていなかった気がする。先輩から教えてもらったものを伝えきれないことが悔しくて、笑う余裕がなかった。
最後だからと連れてってくれたバーでそのことを話しながら、僕は泣いてしまった。先輩は僕が泣いてることを知ってかしらずか「一生懸命やっとったの、見とったから」と言ってくれた。
きっと泣いてしまうようなことでもないだろうし、泣く資格なんてないかもしれない。それでも、あれだけ先輩の時間をもらっておいて、相手に伝えることを伝えられなかったことが、やっぱり悔しかった。
たぶん、僕は僕自身に期待することをやめられなかったのだと思う。
今までなんでもそつなくこなせていたと感じていたのは、本当に必要なことしかやってこなかったから。
自分の仕事がスムーズに進んでいたのも、先輩のサポートがあったからだ。
そこそこ頑張っていたと感じたものはただの自己満でしかなく、その度に人に助けられていたことに、僕は気づいていなかった。
自分じゃない誰かの頑張りが認められなくて泣くのは、久々だった。
次会うときにはもっともっと成長して、先輩を助けられるような存在になっていたい。
そう感じた、2ヶ月間の実習だった。
2019.11.02
ぶれぶれのジョニー
(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))