ハイパーシコシコ自分語りうどん部

†お会計時に渡されるクーポン券は食器返却のときそのまま捨てがち†

ハーフマラソンレポート

 

本日、ぶれジョニ

 

ランナーデビューしました。

 

 

 

たのしかったー。

(極度の疲労による言語機能の低下)

 

人間の脳って不思議なもので、あれだけしんどくてつらいくるしい走るのやめたい脚がいたい。ってなってても、終わった後には「(あれ、なんか楽しかったな…?)」くらいの感情しか残らんのですよ。不思議だね、今のきもち。

 

とはいえハーフマラソン

めちゃめちゃ辛かったです。

 

ハーフマラソン21キロくらいやしランニング(普段5キロ)の延長線やろ。大丈夫大丈夫。筋力は2日に一度スクワット100回してるしオタク遠征で体力はついてるから問題ない問題ない。

 

全然問題なくない。

 

まず前提として、走るための筋力と体力をつけなきゃダメでした。練習でも最低で15キロくらいは走らんとダメなんす。おかげで魔の15キロ(僕がさっきつけた)を過ぎたあたりからは本当に地獄でした。

 

2ヶ月くらい前はバリバリ走ってたんですよ。だからランニングが趣味の先輩が出るって噂のハーフマラソン大会にエントリーして「一緒にゴールしようね」「ウン♡」ってやつやろうと思ってたんですけどまぁ無理でしたよね。

というかその先輩も体調不良でダウンして欠場。走ってる最中にキズを舐め合うことも出来ず、結果としてスタート前から"自分との戦い"なってしまった訳なんですが。

 

今日はそんな、ソロでハーフマラソン走ってみたレポをしようと思います。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117210334j:image

アップで疲れた!と笑うスタート前のぶれジョニ。元気です。

 

スタート地点にはランニングウェアやウェアラブルバイスをつけた人々がひしめき、ランナー初心者である私を威圧していました。絶対走れる人でしょ…オーラは隠せてもその鍛え抜かれたヒラメ筋は隠せねえぜ…。とかくだらないことを考えていたと思います。

そんなゆるい感じでスタート。

 

私は決めていました。

周りの強そうな人々のことは無視して、自分のペースでゆこう、と。

いらぬプライドを持ってスピードを出し、後半にバテるのを防いで、きちんと完走する。

これが今回私が掲げた目標でした。

 

はじめの5kmくらいまでは順調、淡々と距離を伸ばします。

f:id:bladebreakjohn:20191117211208j:image

前を走る人たち。タイムも狙ってないし、アットホームな大会なので写真を撮る余裕もあります。

 

この日は天気も良く風もなかったため、絶好のランニング日和でした。

沿道には沢山の観客が「頑張れ〜!」という声援を飛ばしてきます。最近では人から「がんばれ」と言われる機会が少なくなっているものですから、その対象に自分が含まれているという事実に、思わず口元が緩んでしまいましたね。うふ。頑張るよ。

 

応援が本当に力になったことは後述してゆきます。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117211521j:image

広大な耕地の中に民家(孤立荘宅)が散らばって点在する集落形態を【散居村】と言いますが(今日初めて知った)、そのど真ん中を私たちは走ります。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117212226j:image

ウォーキング・デッドみたいじゃん…

 

f:id:bladebreakjohn:20191117212502j:image

給水所の水!走って飲むなんて器用な真似できないので歩きます。ランナーがよくやる走りながら水飲んで頭から被ってぽいするのやりたかったけどやめました。お上品なんで。

 

給水所は4キロ間隔でありました。合法で歩けるから後半重宝することになります。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117212921j:image

ラブライブ9周年おめでとー!!!の9。

周りには応援のおばちゃんが沢山いて、立ち止まって写真を撮る僕を不思議そうに眺めてました。笑われた。

 

 

ウ◯チ。

 

3分のロス。

 

 

f:id:bladebreakjohn:20191117213618j:image

中間地点では、水やアクエリという定番に加え、バナナやリンゴ、おにぎりや地域名産の羊羹なども配っておりました。パーティかな???

 

f:id:bladebreakjohn:20191117213613j:image

折り返しのタイム。
淡々と書いてますけど、折り返しの前くらいで結構"キ"ていました。「(あれ…キツくなってきた…?)」みたいな。知らんうちにペース上げてたんですかね。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117215057j:image

あ〜緑が綺麗だな〜〜〜(満身創痍)

 

折り返し後の10〜14km付近では、ついに脚にガタがきはじめました。足の付け根や太ももの裏はパンパンになり、左足の裏には痛みが走ります。

沿道の応援者が少なくなったタイミングを見計らって、僕は最終兵器イヤホンを取り出しました。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117214757j:image

事前に準備しておいたランニングのお供。

 

間違いなくここ数年で一番しんどく、一番頑張っている瞬間だと感じていたので、未体験HORIZONの「輝いてみたくって、自分信じてみたくって」の歌詞で泣いてしまいました。

他のランナーには泣いてることバレてないと思うんですけど、涙は横に流れないんで実際はわかりません。

 

彼女たちの歌を聴くことで、脚が軽くなるかな?ってことも期待したんですけど、そんなことはありませんでした。

下がってた顔は前を向けたけど。

 

きっとAqoursのみんなが僕だけの力で走り切ることを望んでるんだろうな、と信じて走り続けました。負けたくなかった。Aqoursにも。自分にも。そのためにこのマラソンにエントリーしたのを思い出しました。

 

15km〜は写真を撮る余裕もなく、ペースも明らかに落ちていました。沿道の声援のみを拾っては、少しずつ前に進むを繰り返します。たまにハイタッチしてくれる子供はおばあさんがいて、僕はその度に少しだけペースを上げました。

 

声援は、とても力になりました。

どうしてこんな見ず知らずの人を応援してくれるんだろう。不思議でなりません。

でもその声は、間違いなく次の一歩を踏み出すための力に変わっていて、その度に僕の折れそうなメンタルはつなぎ止められていました。ありがとう。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117220304j:image

ラスト1キロ!うおおおおお!!

 

気力と、声援の力だけで進みます。途中にゆずの「栄光の架け橋」を歌うニイちゃん達がいて「ありがとう、元気出た!」と伝えた気がします。あんまりよく覚えてないですけど、周囲のランナー達はいっけえええうおおおおおみたいに盛り上がってました。

 

ちょっとお兄ちゃん!と呼びかける声もあって、わざわざ引き返してドリンクをもらいに行くこともありました。あったけえんすよ…ってなったけど「コレ飲みな!」って言って渡されたのはコーラ。「(ほう、炭酸入りコーラですか…)」

応援のおかげで、こんな冗談を考えるくらいに気力は回復していたのだと思います。

 

f:id:bladebreakjohn:20191117220956j:image

そしてゴール!

 

走り終わったあと、息も収まらないままにポツリと出た言葉は

 

「できた。」

 

でした。

 

 

そんなこんなで2時間14分38秒のタイムでゴール。6分/kmを基準にしていた分だいぶ遅いですが、ゴールしたので100点満点としましょう!

 

ハーフマラソン、めちゃめちゃきつかったです。

 

でも楽しかった!声援が力になることを知れたし、走ってる途中にランナー同士の交流もありました。

なにより、少しだけ前に進めたような、Aqoursに追いつけたような気がして、今ではこの全身に走る身体の痛みが愛おしくてしょうがないです。

 

 

だからね、

たのしかったー!

 

なんす。

 

 

 

 

おつかれ!おれ!

これからももっとたくさんの1歩目を踏み出していこうな!!!

 

…と感じた1日でした。

 

 

2019.11.17

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))