ハイパーシコシコ自分語りうどん部

†お会計時に渡されるクーポン券は食器返却のときそのまま捨てがち†

頑張ることを、諦めないで欲しい。

 

4/27 (月)、朝。TVをつけたら、インターハイ中止のニュースが目に飛び込んできた。

 

悔しかった。

腹の底から何かが込み上がってくるみたいで、嗚咽してしまいそうになった。これまで頑張ってきた子たちの頑張りが消えてしまうことが、とてつもなく悔しくて、怒りに震えた。そして、自分にはどうしようもないことが、ひどくやるせなくて、悲しかった。

 

 

当時高校生だった自分にとっても、部活動は全てだった。

 

 

片田舎の弱小高にいた僕ですらそうだったのだから、インターハイに出るような子のことを思うと胸が締め付けられる。

 

毎日毎日キツい練習に取り組んだ。吐くくらい走った。監督に怒鳴られた。先輩に怒られた。後輩にナメられた。同級生と対立した。

正直、辛いことの方が多かった。

 

それでも、好きだったから。楽しかったから。少しずつ上達することが嬉しかったから。仲間とのプレーが連携するのが気持ちよかったから。仲間がいたから。勝利の喜びも、敗北の悔しさも、仲間と分かち合えたから。

部活動を辞めずに済んだ。辞めたくないと思った。もう少し頑張ってみようかなって思えた。

 

けれど、どれだけの苦しみも、辛さも、全部を「やってきてよかったな」と場があるとすれば、それは「大会」という場所でしかない。

 

だから、悔しい。

そういう場が子供たちから奪われてしまうことが、どうしようもなく悔しい。

コロナなんてどうでもいい。自分が感染してもいいから、大会をさせてくれ。試合をさせてくれ。今まで頑張ってきた自分たちの努力を、消させないでくれって、思う。僕が高校生だったら絶対にそう思っている。

 

インターハイには出場したことはない。万年1回戦や2回戦で負けてしまう僕たちには夢のような話だ。

 

でも、僕はインターハイ予選に参加することができた。もしこの文章を読んでいる高校生がいたら「お前には他人事だろ」と怒ってしまうもしれない。「無責任に何言ってんだと思うかもしれない。」

ごめん。大人が勝手にごちゃごちゃと、ごめんね。

 

僕は自分が感じたことや、経験したことしか信じられない。いま部活動を頑張っているみんなも同じように感じてしまうと思う。

だからここからの話は聞かなくていい。忘れてしまっていい。

 

それでも、

 

今まで頑張ってきた君たちだからこそ、

 

頑張ることを、諦めないで欲しい。

 

大会がなくなっても頑張ってきたことは消えないなんてのは、都合のいい大人の妄言だ。

頑張ってきたことは、ずっとずっと先で繋がってるなんてのも綺麗事だ。

 

だけど、頑張って頑張って頑張ってきた、みんなの日々は消えない。仲間たちとの友情も、部活動で学んだ人との付き合い方も、礼儀も、負けん気も、悔しさも、全部消えない。

 

消そうとしない限り、消えない。

 

だから、負けるな。

大会がなくなっても、部活動がなくなっても君は君だから。何もかもがなくなってもしまったと思っても何かが絶対にあるから。見えなくても、ずっとそこにあるから。周りの人は見てるから。君がずっと頑張ってきたことを。

僕も知ってるから。顔は見えなくとも、今も頑張っている君がいたことを、頑張った日々があったことを、目には見えなくとも、出会ったことがなくとも、知っているから。

 

 

 

 

「いつの日か、頑張ってきてよかったなぁ、って思う日がくるよ」

なんて無責任なことは言わない。

 

「いつの日か、頑張ってきてよかったなぁと思える日がくるように」

 

頑張ることを、諦めないで欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

大人が身勝手ごちゃごちゃと、ごめんね。

 

 

 

 

 

2020.04.27

ぶれぶれのジョニー

(((((( c(・ω・()・ω・)っ)))))